気になる汗の匂いはこれが原因でした!
今回は…
なんでこんな自分汗匂うんだろ〜?
そう感じている人は多いのでは
ないでしょうか。
相手側には、
太った人は暑くなると大量に汗をかきますし、
体臭が強そうなイメージが根強いんですよね〜…
そこで!
体臭が強くなる原因は?
太った人やメタボ
(メタボリックシンドローム)の人は、
確かに体臭が強くなります」
汗の原料は血液です。汗腺は血液をろ過し、
薄めた血漿(けっしょう)を
汗として出しています。
「放置しておくと雑菌が繁殖して
『汗臭さ』が出てきますが、
かいた直後の汗自体は無臭なんです。
ところが、
中には最初から臭い汗を出す人もいます」
実は太った人の体臭は、
いくつかのにおい成分が混ざった
ものだそうです。
若くても太っている人も
「加齢臭」が?
体臭の原因はいくつかあります。
1つ目は「加齢臭」です。
一般に年を取るほど発生量が多くなりますが、
若くても出る人もいるそうです。
その原因は皮脂腺の中の「9-ヘキサデセン酸」
という脂肪酸が酸化されてできる「ノネナール」という成分です。
太った人やメタボの人は若くても
加齢臭が強い」そうです。
ノネナールは脂肪酸が酸化されてできるので、 メタボになって体内の脂肪や活性酸素が
多くなれば、それだけできやすくなるのです。
もう一つは、
疲れていると出やすくなる「疲労臭」で、
アンモニアのにおいがします。
分解されるときに発生しますが、
通常は血液に入って肝臓に運ばれ、
無臭の尿素に変えられます。
ところが疲労がたまっていたり、
肝臓が弱っていたりすると、
処理しきれなかったアンモニアが汗に混じって出てくるのです。
肥満の人は運動不足の傾向があり、
少しの運動でも疲労がたまりやすいので、
疲労臭が強まります。
いくつかの匂いとは?
30~40代の男性に多い「ミドル脂臭」です。
通常、
筋肉は酸素を使ってエネルギーを作りますが、
全力疾走など激しい運動をしているときや、
疲れがたまっているとき、
血行が悪いときは、
酸素を使わずにエネルギーを作り、
その副産物として乳酸ができます。
血液中に乳酸が多くなると、
汗に混じって出てくるようになるのです。
この乳酸を皮膚の上にいる細菌が
分解してできるのが「ジアセチル」。
これがミドル脂臭の原因物質で、
「古くなった油のにおい」などと形容されます。
このにおいも肥満で疲れやすい体質だと
強くなりやすいそうです。
糖尿病の人に独特の甘酸っぱい体臭で、
これはケトン体のにおいです。
「インスリンの働きが悪くなることで
血液中に遊離脂肪酸が増え、
これがケトン体になる。
腐ったバナナのようなにおいです」。
実は、最初に説明した加齢臭の原因となる
ノネナールは、
単独ではそれほど臭くないのだそうです。
ところが、
「アンモニア、ジアセチル、ケトン体など、
他のにおいと混じることで不快なにおいに
なるんです」。
におい対策、メタボ対策
では、
どうすれば臭いを抑えられるのでしょうか。
臭い汗を出さないためには、
疲れやストレスをためないようにしましょう。
できやすい」ので、
暴飲暴食を控え、
抗酸化成分を積極的にとることを心がけると
いいようです。
さらに、
汗腺機能を高めて
サラサラした清潔な汗をかくためには、
日頃から運動で積極的に「いい汗」を
かくことが大切になります。
結局のところ、
体臭対策は食事、運動、睡眠になるようです。
「におい対策はメタボ対策。
健康であれば、そうそう不快なにおいなど
出さないはずなんですね」。
まとめ
暑い季節は体臭が気になります。
自分のにおいが気になる方は、
本気でメタボ対策に取り組んでみることを
お勧めします。